等級

自賠責保険金

労災保険金

第1級

以下のいずれかの検査結果及び状態である場合に認定される。

①動脈血酸素分圧が７０Torr以下であり、かつ、呼吸機能の低下により常時介護が必要なもの

②動脈血酸素分圧が５０Torrを超え６０Torr以下のものであり、かつ、動脈血炭酸ガス分圧が限界値範囲（３７Torr以上４３Torr以下をいう。以下同じ）になく、かつ、呼吸機能の低下により常時介護が必要なもの

・障害特別支給金：３４２万円

・障害特別年金：算定基礎日額の３１３日分

第２級

 以下のいずれかの検査結果及び状態となった場合に認定される。

①動脈血酸素分圧が５０Torr以下のものであり、かつ、呼吸機能の低下により随時介護が必要なもの

②動脈血酸素分圧が５０Torrを超え６０Torr以下のものであり、かつ、動脈血炭酸ガス分圧が限界値範囲になく、かつ、呼吸機能の低下により随時介護が必要なもの

・障害特別支給金：３２０万円

・障害特別年金：算定基礎日額の２７７日分

 第３級

以下のいずれかの検査結果及び状態となった場合に認定される。

①動脈血酸素分圧が５０Torr以下のものであるが、随時介護までは必要としないもの

②動脈血酸素分圧が５０Torrを超え６０Torr以下のものであり、かつ、動脈血炭酸ガス分圧が限界値範囲にない。ただし、随時介護までは必要としない。

・障害特別支給金：３００万円

・障害特別年金：算定基礎日額の２４５日分

 第７級

動脈血酸素分圧が６０Torrを超え７０Torr以下のものであり、かつ、動脈血炭酸ガス分圧が限界値範囲にないもの 

・障害特別支給金：１５９万円

・障害特別年金：算定基礎日額の１３１日分

 第９級

動脈血酸素分圧が６０Torrを超え７０Torr以下にある。ただし、動脈血炭酸ガス分圧は限界値範囲にある。 

・障害特別支給金：５０万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の３９１日分

 第１１級

動脈血酸素分圧は７０Torrを超える。ただし、動脈血炭酸ガス分圧は限界値範囲にない。 

・障害特別支給金：２９万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の２２３日分

等級

自賠責保険金

労災保険金

第1級

％１秒量が３５以下または％肺活量が４０以下であり、かつ、呼吸困難のため連続して１００ｍ以上歩行できず、かつ、呼吸機能の低下により常時介護が必要であるもの

・障害特別支給金：６５万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の５０３日分

第２級

 ％１秒量が３５以下又は％肺活量が４０以下であり、かつ、呼吸困難のため連続して１００ｍ以上歩行できず、かつ、呼吸機能の低下により随時介護が必要であるもの

・障害特別支給金：６５万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の５０３日分

 第３級

％１秒量が３５以下又は％肺活量が４０以下であり、かつ、呼吸困難のため連続して１００ｍ以上歩行できないものの、常時介護や随時介護も

までは要しないもの

・障害特別支給金：６５万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の５０３日分

 第７級

以下のいずれかの検査結果及び状態となった場合に認定される。

①％１秒量が３５以下又は％肺活量が４０以下であり、かつ、呼吸困難のために平地でさえ健常者と同様に歩行できないものの、自分のペースであれば１㎞程度の歩行が可能であるもの

②％１秒量が３５を超え５５以下又は肺活量が４０を超え６０以下であり、かつ、呼吸困難のために１００ｍ以上歩行できないもの

③％１秒量が３５を超え５５以下又は肺活量が４０を超え６０以下であり、かつ、呼吸困難のため、平地でさえ健常者と同様に歩けないが、自分のペースであれば１㎞程度の歩行ができるもの

 １０５１万円

・障害特別支給金：６５万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の５０３日分

 第１１級

 以下のいずれかの検査結果及び状態となった場合に認定される。

①％１秒量が３５以下又は％肺活量が４０以下であり、かつ、呼吸困難のため、健常者と同様には階段の昇降ができないもの

②％１秒量が３５を超え５５以下又は％肺活量が４０を超え６０以下であり、かつ、呼吸困難のため、健常者と同様には階段の昇降ができないもの

③％１秒量が５５を超え７０以下又は％肺活量が６０を超え８０以下であり、かつ、呼吸困難のため、連続して１００ｍ以上歩けないもの

④％１秒量が５５を超え７０以下又は％肺活量が６０を超え８０以下であり、かつ、呼吸困難のため、平地でさえ健常者と同様に歩けないが、自分のペースであれば１㎞以上歩行が可能なもの

⑤％以上量が５５を超え７０以下又は肺活量が６０を超え８０以下であり、かつ、呼吸困難のため、健常者と同様には階段の昇降ができないもの

３３１万円

・障害特別支給金：６５万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の５０３日分

等級

自賠責保険金

労災保険金額

第１1級

動脈血酸素分圧と動脈血炭酸ガス分圧の検査結果による判定及びスパイロメトリーの結果及び呼吸困難の程度による判定では後遺障害等級には該当しないものの、呼吸機能の低下による呼吸困難が認められ、運動負荷試験の結果から明らかに呼吸機能に障害があると認められるもの

・障害特別支給金：２９万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の２２３日分

等級

自賠責保険金

労災保険金

第９級

心機能の低下により、概ね６METSを超える強度の身体活動が制限されるもの

・障害特別支給金：５０万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の３９１日分

第１１級

心機能の低下により、概ね８METSを超える強度の身体活動が制限されるもの

・障害特別支給金：２９万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の２２３日分

等級

自賠責保険金

労災保険金

除細動器を植え込んだもの

・障害特別支給金：６５万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の５０３日分

ペースメーカーを植え込んだもの

・障害特別支給金：２９万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の２２３日分

等級

自賠責保険金

労災保険金

房室弁又は大動脈弁を置換し、かつ、継続的に抗凝血薬療法を必要とするもの

・障害特別支給金：６５万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の５０３日分

房室弁又は大動脈弁を置換したものの、継続的な抗凝血薬療法は必要ないもの

・障害特別支給金：２９万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の２２３日分

等級

自賠責保険金

労災保険金

偽腔開存型の解離を残すもの

・障害特別支給金：２９万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の２２３日分

等級

自賠責保険金

労災保険金

通過障害の自覚症状があり、かつ、消化管造影検査により、食道の狭さくによる造影剤のうっ滞が認められるもの

・障害特別支給金：５０万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の３９１日分

等級

自賠責保険金

労災保険金

消化吸収障害、ダンピング症候群及び胃切除術後逆流性食道炎のいずれもが認められるもの

・障害特別支給金：１５９万円

・障害特別年金：算定基礎日額の１３１日分

以下のいずれかに該当するもの。

①消化吸収障害及びダンピング症候群が認められるもの

②消化吸収障害及び胃切除手術後逆流性食道炎が認められるもの

・障害特別支給金：５０万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の３９１日分

消化吸収障害、ダンピング症候群又は胃切除手術後逆流性食道炎のいずれかが認められるもの

・障害特別支給金：２９万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の２２３日分

噴門部又は幽門部を含む胃の一部を亡失したもの

・障害特別支給金：１４万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の１０１日分

等級

自賠責保険金

労災保険金

残存する空腸及び回腸の長さが１００㎝以下となったもの

・障害特別支給金：５０万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の３９１日分

残存する空腸及び回腸の長さが１００㎝を超え３００㎝未満となったものであって、消化吸収障害が認められるもの

・障害特別支給金：２９万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の２２３日分

等級

自賠責保険金

労災保険金

小腸内容が漏出することによりストマ周辺に著しい皮膚のびらんが生じ、パウチ等の装着ができないもの

・障害特別支給金：５０万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の３９１日分

第５級の３に該当しないもの

・障害特別支給金：１５９万円

・障害特別年金：算定基礎日額の１３１日分

等級

自賠責保険金

労災保険金

瘻孔から小腸内容の全部又は大部分が漏出し、かつ、小腸内容が漏出することにより小腸皮膚瘻周辺に著しいびらんを生じ、パウチ等の装着ができないもの

・障害特別支給金：２２５万円

・障害特別年金：算定基礎日額の１８４日分

以下のいずれかの障害を残すもの。

①瘻孔から小腸内容の全部又は大部分が漏出しているものの、パウチ等の装着ができないわけではないもの

②瘻孔から漏出する小腸内容が概ね１００/日以上のもので、かつ、小腸内容内容が漏出することにより小腸皮膚瘻周辺にびらんが生じ、パウチ等の装着ができないもの 

・障害特別支給金：１５９万円

・障害特別年金：算定基礎日額の１３１日分

瘻孔から漏出する小腸内容が概ね１００/日以上のものであるものの、パウチ等による維持管理が困難とはいえないもの 

・障害特別支給金：５０万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の３９１日分

等級

自賠責保険金

労災保険金

１ヶ月に１回程度、腹痛、腹部膨満感、嘔気、嘔吐等の症状が認められ、かつ、単純X線像においてケルクリングひだ像が認められるもの

・障害特別支給金：２９万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の２２３日分

等級

自賠責保険金

労災保険金

結腸のすべてを切除するなど大腸のほとんどを切除したもの

・障害特別支給金：２９万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の２２３日分

等級

自賠責保険金

労災保険金

大腸内容が漏出することによりストマ周辺に著しい皮膚のびらんが生じ、パウチ等の装着ができないもの

・障害特別支給金：２２５万円

・障害特別年金：算定基礎日額の１８４日分

人工肛門を造設するも、第５級の　の後遺障害には該当しないもの

・障害特別支給金：１５９万円

・障害特別年金：算定基礎日額の１３１日分

等級

自賠責保険金

労災保険金

瘻孔から大腸内容の全部又は大部分が漏出し、かつ、小腸内容が漏出することにより小腸皮膚瘻周辺に著しいびらんを生じ、パウチ等の装着ができないもの

・障害特別支給金：２２５万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の１８４日分

以下のいずれかの障害を残すもの。

①瘻孔から大腸内容の全部又は大部分が漏出しているものの、パウチ等の装着ができないわけではないもの

②瘻孔から漏出する大腸内容が概ね１００/日以上のもので、かつ、大腸内容内容が漏出することにより大腸皮膚瘻周辺にびらんが生じ、パウチ等の装着ができないもの 

・障害特別支給金：１５９万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の１３１日分

瘻孔から漏出する大腸内容が概ね１００/日以上のものであるものの、パウチ等による維持管理が困難とはいえないもの 

・障害特別支給金：５０万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の３９１日分

等級

自賠責保険金

労災保険金

残存する空腸及び回腸の長さが１００㎝以下となったもの

・障害特別支給金：５０万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の３９１日分

残存する空腸及び回腸の長さが１００㎝を超え３００㎝未満となったものであって、消化吸収障害が認められるもの

・障害特別支給金：２９万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の２２３日分

等級

自賠責保険金

労災保険金

用手摘便を要すると認められるもの

・障害特別支給金：５０万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の３９１日分

便秘は残すものの、第９級の１１に該当する後遺障害とは認められないもの

・障害特別支給金：２９万円

・障害特別一時金：算定基礎日額の２２３日分

等級

自賠責保険基準で算定した場合の慰謝料額

裁判基準で算定した場合の慰謝料額

胆のうを失ったもの

等級

自賠責保険基準で算定した場合の慰謝料額

裁判基準で算定した場合の慰謝料額

肝硬変が存するもの

慢性肝炎が存するもの

等級

自賠責保険基準で算定した場合の慰謝料額

裁判基準で算定した場合の慰謝料額

ひ臓をうしなったもの

等級

自賠責保険基準で算定した場合の慰謝料額

裁判基準で算定した場合の慰謝料額

外分泌機能の障害と内分泌機能の障害の両方が認められるもの

外分泌機能の障害又は内分泌機能の障害のいずれかが認められるもの

第１２級の１３

第１４級の９

軽微なすい液瘻を残したために皮膚に疼痛等が生じるもの

９３万円

３２万円

等級

自賠責保険基準で算定した場合の慰謝料額

裁判基準で算定した場合の慰謝料額

尿が漏出することによりストマ周辺に著しい皮膚のびらんが生じ、パッド等の装着ができないもの

第５級の３の後遺障害に該当しないもの

等級

自賠責保険基準で算定した場合の慰謝料額

裁判基準で算定した場合の慰謝料額

禁制型尿リザボアの術式を行ったもの

尿禁制型尿路変向術（禁制型尿リザボア及び外尿道口形成術を除く。）を行ったもの

以下のいずれかの障害を残すもの。

①外尿道口形成術を行ったもの 

②尿道カテーテルを留置したもの

等級

自賠責保険基準で算定した場合の慰謝料額

裁判基準で算定した場合の慰謝料額

残尿が１００ｍｌ以上であるもの

残尿が５０ｍｌ以上１００ｍｌ未満であるもの

等級

自賠責保険基準で算定した場合の慰謝料額

裁判基準で算定した場合の慰謝料額

糸状ジプシーを必要とするもの

「シャリエ式」尿道ブジー第２０番（ネラトンカテーテル第１１号に相当する。）が辛うじて通り、時々拡張術を行う必要があるもの

等級

自賠責保険基準で算定した場合の慰謝料額

裁判基準で算定した場合の慰謝料額

次のいずれかの障害に該当するもの。

①持続性尿失禁を残すもの

②終日パッド等を装着し、かつ、パッドをしばしば交換しなければならない切迫性尿失禁及び腹圧性尿失禁

常時パッドを装着しなければならないが、パッドの交換までは要しない切迫性尿失禁及び腹圧性尿失禁

 常時パッド等の装着は用しないが、下着が少し濡れるもの

等級

自賠責保険基準で算定した場合の慰謝料額

裁判基準で算定した場合の慰謝料額

頻尿を残すもの

等級

自賠責保険基準で算定した場合の慰謝料額

裁判基準で算定した場合の慰謝料額

両側の睾丸を失ったもの

以下のいずれかの障害に該当するもの。

①常態として精液中に精子が存在しないもの

②両側の卵巣を失ったもの

③常態として卵子が形成されないもの

以下のいずれかの障害に該当するもの。

①陰茎の大部分を欠損したもの

②勃起障害を残すもの

③射精障害を残すもの

④膣口狭さくを残すもの

⑤両側の卵巣に閉塞もしくは癒着を残すもの、頸管に閉塞を残すもの又は子宮を失ったもの 

第１１級の１０

準用

狭骨盤又は比較的狭骨盤（産科的真結合線が１０．５㎝未満又は入口部横径が１１．５㎝未満） 

以下のいずれかの後遺障害に該当するもの。

①一側の睾丸を失ったもの

②一側の卵巣を失ったもの